青年劇場2024年東京公演

2024年、青年劇場は創立60周年を迎えます。築地小劇場開場100周年でもあるこの年、
次のようなラインナップでお届けいたします。どうぞご期待ください!

3月
青年劇場創立60周年記念 築地小劇場100周年記念公演
小劇場企画No.28

五戸真理枝氏

「マクベスの妻と呼ばれた女」

篠原久美子=作 五戸真理枝=演出

3月19日(火)〜31日(日)
青年劇場スタジオ結

「マクベス夫人、あなたのお名前は?」シェイクスピアの四大悲劇のひとつ「マクベス」を背景に、女たちのアイデンティティを問いかける篠原久美子氏の傑作に、第30回読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞した文学座の五戸真理枝氏を初めて演出に迎え、新たな境地に挑みます!
女中たちの会話から浮かび上がる、女としての生き方、そして人間の尊厳とは…。

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5月
青年劇場創立60周年記念 築地小劇場100周年記念公演
第132回公演

福山啓子

「深い森のほとりで」

福山啓子=作・演出

5月10日(金)〜19日(日)
紀伊國屋ホール

劇団が生んだ劇作・演出家、福山啓子の新作は、貧しい国で発生したウイルス感染症の治療法を生み出すために、国や製薬会社の無理解やもうけ優先主義と闘う女性科学者たちの物語です。国立科学博物館のクラウドファンディングに見るように、国立の施設でも「自助」「共助」を求められるこの国。コロナパンデミック以来の政府の対応を振り返りながら、女性が働き続けることが難しい現場で、目先の利益ではなく、人類の今と未来のために未知のウイルスと格闘する人々の姿を描きます。

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9月
青年劇場創立60周年記念 築地小劇場100周年記念公演
第133回公演

鵜山仁氏

古川健氏

「失敗の研究―ノモンハン1939

古川健=作 鵜山仁=演出

9月13日(金)〜23日(月・祝)
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

2022年5月に上演した「眞理の勇氣―戸坂潤と唯物論研究会」の古川健、鵜山仁両氏のコンビで、「戦争」を主題にした作品づくりに挑みます。1939年にモンゴルと満州の国境地帯ノモンハンで起きた関東軍とソ連軍との戦闘はいまだに事件と称せられます。長年これを取材した司馬遼太郎氏は、日本軍のあまりの愚鈍さに「日本人であることがいやになった。」と小説化を断念したといいます。陸軍士官学校出身の秀才たちの暴走、それを止められない政府の無責任さ。目の前の戦争に対して私たちは何が出来るのでしょうか。

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