「眞理の勇氣―戸坂潤と唯物論研究会」


稽古場便り


2022/5/6


青年劇場の稽古場だよりをご愛読いただきありがとうございます。
初日まで1週間となりました。
稽古場には基本セットが入りました。
これまではセットあるつもりでの稽古が立体的になります。

たった一呼吸、一秒の違いで流れが止まってしまうくらい、 たくさんの演出部が俳優と息を合わせる稽古場には緊張が張り詰めています。

演出部のみんなは稽古前、稽古後にも打ち合わせや道具の直しと大忙し。
演出部には専門スタッフは勿論、日ごろ舞台に立つ俳優たちも加わっています。
青年劇場ならではのアンサンブルづくりにご期待ください。

本日の稽古場だより担当は、初代唯研幹事長の長谷川如是閑と、唯研会員でのちに幹事となる苅田新七の二役をやります葛西でした。

葛西和雄


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2022/5/4


稽古も終盤に差し掛かりました。

唯物論研究会の議論も更に熱を帯びて来ています。

コレからもますます目が離せない唯物論研究会をお見逃しなく!

劇団員一同
「眞理の勇氣―戸坂潤と唯物論研究会」 をお届けできる日を楽しみにして日々精進を重ねております。

さあ、幕が開く、その時まで今しばらくお待ちください!

岡山豊明


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2022/5/3


今日は憲法記念日、そして今日の稽古場は2回目の衣裳合わせなのです。 総勢18名の出演でしかも場面が多いものだから衣裳さんも大変。

本番前なので残念ながら衣裳はお見せすることは出来ませんが、私が稽古で着用している自分の着物がこちら、親父の形見なのです。
役者になることを反対した親父の形見の着物を着て稽古する、なんとも言えない感慨深いものがあります。

作品はどんどん面白くなってます!劇場でお待ちしています。
岡邦雄役の島本真治でした。

岡邦雄役 島本真治


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2022/4/30


今日も稽古。

  俳優たちの背中



背中


背中





何を語るのか。


演出家の背中。


今日で線引きによる稽古は終了。

これからセットを搬入して建て込む。

どんな舞台になるか。。
乞うご期待!!

清原達之


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2022/4/26


今日は稽古後に1回目の衣裳合わせ、宮岡プランナーが用意してくれた様々なアイテムを着用して鵜山さんのチェックを受けました。

毎場着替える人、着た切り雀の人とそれぞれですが、やはり普段の稽古着姿とはだいぶ雰囲気が違って見えます。本番が刻々と近づいてきている事を感じた夜でした。


え〜私の衣裳ですか?それは…劇場でお確かめ下さい!
5月13日からサザンシアターでお待ちしています!

唯研の長老こと宮地八峰役 中谷 源


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2022/4/22


本日の稽古場だよりの担当は、戸坂潤の教え子の本間唯一役の塚原正一です。
稽古場は、第2章を中心とした立ち稽古でした。
新しいお芝居をつくるのは、本当に大変なことですが、楽しみながらやっていってます。

稽古場に今回の公演で裏方について頂くスタッフの方が何人か見学に来てくれました。
青年劇場は、俳優もスタッフも一丸となって今回の公演の為に頑張っています。
劇場で皆様にお会いできるのを楽しみにこれからも稽古に励んでいきます。
どうぞお楽しみに。

塚原正一


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2022/4/21


舩山信一(26歳!)役の奥原です。実年齢との差は公演パンフレットのプロフィールを見てお察しください。
いつも新作を創り出すには苦悩と、またコロナ禍の中では本番を迎える事ができるのか恐怖も伴いますが、稽古場は今日も活気と笑いに溢れ、芝居ができるという事は本当に幸せなのだと実感しております。
立ち稽古も二巡目、鵜山さんの細かく丁寧、時に大胆な言葉で芝居がどんどん変化!ふと見上げるとそんな様子を秋田・土方両先生の写真が優しく微笑みながら観ている…気がします。頑張りま〜す。

奥原義之


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2022/4/18


稽古場はいいですねぇ。各場面が立体になっていく・・登場人物の関係が鮮明になり、場の繋がりがテンポをきめ、ドラマが動いていく。
久しぶりの稽古場を満喫しています。もちろん緊張感もたっぷりですが。
時々ふいにもれる鵜山さん(演出)のジョーク?に皆で爆笑しながら・・。

今日は唯物論研究会が追い込まれ終焉となるシーンの稽古がありましたが、鵜山さんの印象的な演出にちょっとうるうるしてしまうくらい印象的です。
皆さん楽しみにしてくださいね。劇場でお待ちしています!

佐藤尚子


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2022/4/17


こんにちは。私は今回のお芝居「眞理の勇氣」で三枝博音(さいぐさ ひろと)の役を演じる大木章です。唯物論研究会を立ち上げた主要メンバーのひとりです。

立ち稽古も今日で四日目、唯研で恒例のピクニックのシーンからの稽古です。

楽しい場面になりそうです。

今回のお芝居、激動の時代を生きた人々のヒューマンドラマです。
どうぞお楽しみに!!

大木章


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2022/4/15


本日は立ち稽古、2日目!
戸坂潤の妻イク役をやります中山万紀です。

作品が創り上げられていく過程は本当に楽しい!
この芝居、女性陣は着物を着るシーンが多いので、稽古も着物で挑みます。

写真は光成秀子役の永田江里さんです。
イクと光成さんの関係は・・・(まだ秘密でした)ぜひ劇場にてお楽しみください!!
女性たちの心の葛藤もお届けできるよう、がんばります!

中山万紀


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2022/4/14


皆さんこんにちは。特高警察役の高山と申します。
かつて『銃口』というお芝居でも特高の役でした。その時弾圧を加えた相手が今回特高の上司役(船津さんです)というのは何ともおかしなめぐり合わせです。

さていよいよ今日から立ち稽古となります。

まずは仮道具での稽古。
稽古場に敷かれたカーペットのようなもの(パンチと言います)の使い方が重要となります。
実際の舞台がどんなセットになるかは是非ご覧になってご確認ください。

入念に台本を確認する奥原さん。

製本台本も届いて稽古場一同ますます気合いが入ります!

立場は違えど様々な思いを抱えて同じ時代を生きた唯研と特高。
その心の葛藤を描き出せればと思います。

高山康宏


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2022/4/12


おはようございます。
今日も稽古が始まります。
各々のペースで稽古場に入り、各々の時間を過ごします。

身体をほぐす人たち。
ボソボソと台詞を覚えている人たち。
台本のチェックをする今回演出助手の岡本さんの姿も。
カメラをむけるとちょっと照れる葛西さんも。

静かな空気の中、稽古に向かう準備をしています。

さあ今日も、あの恐るべき時代の中で、唯物論という哲学を日本に根付かせようと闘った人達の世界と向き合います。
因みに私は、唯研の中心メンバー岡邦雄の妻、美津を演じます。私生活もいろいろございます。

あっ、演出家鵜山さん登場。稽古場がピリッとしましたよ。
それでは!

岡美津 役  福原美佳


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2022/4/11


稽古開始から2週目に入りました!
特高警察の責任者、富沢の役をやります船津基です。今まで私は特高に捕まる役を何回か演じていたのですが、遂に弾圧する側を演じることになりました。物言えぬ暗黒の時代を作り出す張本人ですが、今を生きる我々にも何かを訴えているように思えます。

今日の稽古では飲み屋さんで唯物論研究会メンバーが語り合うシーンを読みましたが、役者陣は皆和気あいあいと演じていました。いいな…私は特高。

船津より


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2022/4/9


本日は全劇団員が稽古を見学する総見の日です。
稽古場関係者だけでなく、全員が作品への理解を深めて普及にも繋げよう!という場なのですが………後ろからジッと見られてる中で読み合わせをするのは、中々の緊張を強いられます(・・;)

稽古後、参加した劇団員からは「面白い!」「期待出来る!」と励ましの声もありました。これから約一ヶ月、世界も国内も難しい局面に立たされていますが、「何故今やりたいのか?」自分なりの答えを舞台で届けられたらと思います。

是非是非、ご期待ください(^^)
劇場にてお待ちしています!!

藤代梓


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2022/4/8


こんにちは!
さっそくですがこの写真、本日の稽古開始時間に合わせて作家の古川健さんが台本の改訂・追加部分を書きあげてくれ、製作久保田敬博さんから演助岡本有紀さんにコピー原稿人数分がまさに渡される瞬間です。約一ヶ月後の本番に向け、ここから俳優が台詞を地肉化するのです。待ってて下さい!

さらに稽古後、文化社会学者の中西新太郎先生をお招きし「思想を持って生きるという事、戸坂潤の軌跡に触れて」というテーマでお話しをして頂きました。「戸坂潤が現代日本を眺める事が出来たら」など、現代の問題に照らし合わせて分かりやすくユーモアを交えて話しをしてくださるその姿から、何だか戸坂潤を勝手に重ねてしまいました。

石原辰郎役 矢野貴大


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2022/4/6


本日も読み合わせです。
場面ごと進めて、疑問点を話しあう…。この本にはこんなこと書いてあった、こんな記事見つけたとみんなで持ち寄るのもなんだか楽しい。

そして、戸坂潤のセリフに胸が熱くなります。
私たちはどういきていくのか、刺さる刺さる〜。
是非劇場にて体感してください!!

光成秀子役、永田江里


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2022/4/5



本日は稽古2日目!昨日に引き続き読み稽古でございます。

台本も2周目の読み合わせとなりまして、昨日とはまた違った台本の景色が見えてきました。

わたくし秋谷翔音はこの座組の中で最年少でございます。この作品の時代は遠い昔のように感じてしまいますが、実際に起きたことであり、実在した人々の苦悩や願い、人が人らしく生きるため、平和への戦いの記録でございます。
だからこそ、わたくしと同世代である若い皆様にこの作品を見ていただきたい。そして、現代と繋がるかもしれない所を見つけて頂きたいです。

青年劇場第127回公演「眞理の勇氣―戸坂潤と唯物論研究会」…多くの皆様に観ていただけるよう精一杯努力していきます!!

秋谷翔音。


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