日頃より青年劇場を応援いただきありがとうございます。
新型コロナウイルス感染拡大と政府の緊急事態宣言により生活も経済も大きな打撃を受けている中、「青年劇場は大丈夫か」「青年劇場をつぶしてはならない」と、多くの方々から劇団を案じ励ましのお声をいただいていることに心より感謝申し上げます。
青年劇場では5月東京定例公演延期に続き、学校休校・文化施設閉鎖の影響で一学期の青少年劇場公演、様々なワークショップ事業などがほとんど中止または延期となりました。学校や劇場の再開後も、観客数が制限されるなど以前のような形での公演活動を行うことは困難が予想され、見通しのつかない状態です。しかし4〜5月の自粛要請期間中、劇団は事実上活動休止状態となりながらも、インターネットを利用した稽古や打ち合わせ、劇団員の生活互助・支援など、劇団力を発揮しつつ何とか乗り越えてきました。また、劇場で舞台をご覧いただけない日が続く中、現代社会に鋭く切り込み、生きる希望や連帯を描いた青年劇場ならではの作品で元気になってもらいたいと、いくつかの舞台映像を期間限定でネット配信し多くの方に楽しんでいただいています。今後も、しばらくは直接お目にかかれない状況が続く事を見越して、劇団との接点を様々な形で増やせるよう努めていきたいと思っています。
緊急事態宣言が解除された今、劇団は日常業務を再開し、当面予定されている演劇鑑賞会例会公演に備え稽古を開始したところです。活動が本格的に再開できる日に、その力量を如何なく発揮するためには、稽古場や事務所、そして劇団員の雇用と生活を守りぬくことが必要です。しかしこの間の演劇活動で得るはずだった収入を全て失ったことで、劇団そのものが存続できるかの大きな危機に直面しています。
5月30日、三年に一度の青年劇場全国後援会幹事会が開催され、劇団の実情と打開策の論議を経て、劇団と全国後援会と共同で左記の通り緊急に募金活動に取り組むことと致しました。
是非、この青年劇場緊急支援募金にご賛同・ご協力いただきますようお願い申し上げます。
日本ではこのコロナ禍による未曾有の芸術文化の危機を前に、ジャンルを超えた幅広い芸術家や団体が手をつなぎ、国に対して補償や芸術支援を求める声を上げ、「文化芸術復興基金」創設を求める運動に結実しつつあります。
青年劇場も引き続き国に対して声を上げていく活動に取り組むと同時に、目前の危機を乗り越え、できるだけ早い再開に備えた対策に取り組んでまいります。演劇を愛し、青年劇場を愛してくださる皆さまのお力もお借りし、この未曾有の危機を乗り越えたいと思っております。
どうぞこれからも青年劇場を応援してくださいますようお願い申し上げます。
秋田雨雀・土方与志記念青年劇場 |
| 代 表 | 福島明夫 | 運営委員長 | 葛西和雄 |
| | | 劇 団 員 一 同 |
青年劇場全国後援会 |
| 代表幹事 | 太田政男 | 木村浩則 | | |
| 幹 事 | 安念智康 | 大城辰彦 | 小川洋子 | 鍛治富夫 |
| | 窪 邦雄 | 佐原啓理 | 諏訪大明 | 高良鉄美 |
| | 本田 宏 | 山本一視 | | |
| 監 事 | 近藤隆彦 | | | |