青ひげ先生、震災を経て再び!
青ひげ先生が帰ってきた!
2011年3月11日、「青ひげ先生の聴診器」の上演期間中に起きた東日本大震災。「医療崩壊」の危機が叫ばれる中、現場の苦労と情熱を温かいユーモアに包み込んで生き生きと描き出し、「ぜひ全国公演を」という声が上がっていた矢先の激震に、その後の公演は中止を余儀なくされた。
あの日からまる4年が過ぎる2015年春、震災を経験した青ひげ先生が再び立ち上がり、日本の医療の今を問いかける。
福島の医療関係者への現地取材も行い、高橋正圀氏、満を持しての改訂版「青ひげ先生の聴診器」。どうぞお見逃しなく!
<ものがたり>
今、「地域包括ケア」が医療現場で最もホットな言葉になっているが、震災前からそれを実践しているのが花里病院の院長・青ひげである。別にひげが青いわけではなく、剃り後が青々とするぐらいひげが濃いためについたあだ名である。患者との信頼回復をモットーに、午前の外来が済むと午後は訪問診療と称して通院できない患者の往診に市内を駆け巡る。市民祭りに参加するために、病院の医師や看護師たちと「水戸黄門劇団」を立上げ、寸暇を裂いての練習に余念がない。その行動力は半端じゃないが、実は自身大腸ガンを患っているのだ。なのに明るい。周囲からどうしてそんなに明るくいられるのか不思議がられるが「ガンは死を真剣に考えさせる病気だ、ということは『生きる』ことを意識することだ、病気は決して敗北ではないんだよ」と、平然としている。そんな人柄を慕って、さまざまな人物が登場する。認知症の孤独な老婆、パチンコがしたい末期ガンの青年、夫のDVから逃げ回る女、医療ミスで訴えられた後輩の天才外科医、そして研修医である青ひげの息子も進路に悩んでやって来る。これは、それぞれの人生に寄り添って、なんとかしようと知恵を寄せ合う病院スタッフたちの物語である。
(高橋正圀)
出 演
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スタッフ 作=高橋正圀演出=松波喬介 美術=石井強司 照明=河ア浩 音響効果=菊池弘二 衣裳=宮岡増枝 舞台監督=荒宏哉 演出助手=板倉哲 宣伝美術=(株)アイデス・プランニング 医事考証=山本一視 製作=大屋寿朗 公演班だより ↑ ↑ クリック! |
2015年
2月5日〜8日 俳優座劇場
都営地下鉄大江戸線六本木駅6出口すぐ
東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口徒歩1分 → アクセス
3月10日・11日 紀伊國屋ホール
JR新宿駅東口徒歩5分 → アクセス
2015年 | 2/5 木 |
6 金 |
7 土 |
8 日 |
3/10 火 |
11 水 |
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14:00 | - | ● | ● | ● | 14:00 | - | ● |
18:30 | - | - | ● | - | 18:30 | - | - |
19:00 | ● | - | - | - | 19:00 | ● | - |
会場 | 俳優座劇場 | 紀伊國屋 |
2/11 | 水 祝 | 14:00 | 北九州芸術劇場・中劇場 |
12 | 木 | 18:30 | 福岡市民会館・大ホール |
13 | 金 | 18:30 | 長崎市公会堂 |
22 | 日 | 14:00 | 岡山市民会館 |
25 | 水 | 18:00 | 大阪・森ノ宮ピロティホール |
27 | 金 | 18:30 | 金沢市文化ホール |
28 | 土 | 14:30 | |
3/4 | 水 | 18:30 | 浜松市浜北文化ホール |
5 | 木 | 18:30 | 京都府立文化芸術会館 |
8 | 日 | 14:30 | 神戸国際会議場・メインホール |
14 | 土 | 14:30 | 宮城・多賀城市文化センター |
17 | 火 | 14:00 18:30 | 鶴岡中央公民館 |
20 | 金 | 19:00 | 山梨・コラニー文化ホール・小ホール |
22 | 日 | 13:30 | 福島市公会堂 |