秋田雨雀・土方与志記念
青年劇場 第131回公演

星をかすめる風

イ・ジョンミョン「星をかすめる風」
鴨良子 訳(論創社刊)=原作
シライケイタ=脚本・演出

美術=乘峯雅寛 照明=阿部康子 音楽=加藤史崇
音響=佐久間修一 衣裳=宮岡増枝 映像=浦島啓
演出助手=池田咲子 舞台監督=松橋秀幸
宣伝美術=小田善久 イラスト=鈴木理子
製作=福島明夫・沼田朋樹 製作助手=郡司望帆

企画協力=論創社


後援…新宿区教育委員会/駐日韓国大使館 韓国文化院/日韓演劇交流センター

初演から三年、あの感動をもう一度!


私の名前は六四五番ではありません。
平沼東柱でもありません。
私の名前は、ユン・ドンジュ、です。



公演を応援してくださる方々より
メッセージをいただきました



〈ものがたり〉


終戦間際の福岡刑務所。看守の杉山が何者かに殺され、若い看守、渡辺は杉山を殺した犯人捜しを命じられる。聴取を進めていた渡辺は、日本名「平沼東柱」こと「尹東柱(ユン・ドンジュ)」という若い詩人が関係していると確信する。はたして、この人物は何者なのか?杉山を殺したのは一体誰なのか?事実を明らかにした渡辺の前に、意外な真実が待っていた…。



シライケイタ
三年前、初の緊急事態宣言下でこの作品の執筆をし、宣言が明けた直後に稽古に入りました。ソーシャルディスタンスが叫ばれる中、国の距離を超え、星々の距離を超え、愛する人に届けとばかり、青年劇場の皆さんと総力を結集して作り上げました。今回は、初演時の熱量とスケールを超えていく挑戦です。どうか見届けてください。

シライケイタ




ユン・ドンジュ

「星をかすめる風」と尹東柱


1945年2月16日、尹東柱(ユン・ドンジュ/逮捕時は同志社大学の留学生)は治安維持法違反により逮捕、収監されていた福岡刑務所で27歳の生涯を閉じた。民族が解放されるわずか半年前のことであった。

特高警察による押収を免れた2冊の詩作ノートに遺された詩が日本語、英語をはじめ複数の言語に翻訳され世界で多くの人々に読まれている。
時代の価値観に惑わされず、普遍の価値を求め、言葉の持つ力を信じて詩を書き続けた尹東柱の詩は、清冽な抒情性とともに常に自由な輝きを失わず、時をこえ国境をこえて異郷の人々の心にも届く。
福岡刑務所獄中での最後の日々を韓国の作家イ・ジョンミョンが描いた小説『星をかすめる風』(鴨良子訳 論創社刊)を原作として、2020年に舞台「星をかすめる風」(シライケイタ脚本・演出)が青年劇場により上演されたが、この度再演される。
これまで数多の上演作品を通して歴史の真の姿や人間の心の深奥に真すぐに対峙してきた青年劇場ならではのこの作品を通して、私たちは否応なしに歴史の真実と尹東柱の詩と生涯に真正面から向き合うことになるだろう。
福岡刑務所での尹東柱獄死の真相は資料も少なく分からないことが多い。
鉄格子の中に閉じ込められた尹東柱と外で彼を見張る看守杉山との間で、一篇の詩が昇華していく。原作はあくまでフィクションであるが、この作品に見られるように武器ではなく文化こそが真の自由への道であり、平和への大きな一歩なのだという力強いメッセージを多くの観客と共感出来ることを願う。

楊原泰子(詩人尹東柱を記念する立教の会)



出  演
俳優名をクリックするとプロフィールが表示されます


葛西和雄

広戸聡

板倉哲

大木章

島本真治

北直樹

中川為久朗

高山康宏

岡山豊明

矢野貴大

塚原正一

星野勇二

藤代梓

安田遼平

傍島ひとみ

小切伊知子
出演予定の 林田悠佑 は
体調不良のため降板いたしました
他の俳優プロフィールはこちら


<ツアースタッフ>
舞台監督=松橋秀幸 舞台監督助手=五嶋佑菜 中谷源
照明=河ア浩 長谷心咲 芳賀正明(ライティング・ユニオン)
上野紗和(ライティング・ユニオン)
音響=島貫聡 大道具=新庄広樹 映像=海老原由乃 池田咲子
衣裳=原田真衣 運輸=伊東運輸 製作=沼田朋樹


※東京公演は終了いたしました。
全国公演については こちら をご覧ください。

2023年9月8日(金)〜17日(日)
紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA

会場アクセス

9月 8

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14:00 - ●♪ - - ●* ●*
18:30 - - - - - - - -
19:00 ☆★ - - - - - - - - -

☆8日のステージは中高生無料デー!(50席限定)
★夜のステージは今回も特別に夜割4,500円!(一般)

♪9月9日はアフタートークあり
ゲスト:シライケイタさん&崔善愛(チェソンエ)さん(ピアニスト)

*9月16日・17日 原作者イ・ジョンミョンさん来日決定!


※開場時間は各公演の30分前です。
※本公演は映像配信を予定しています(有料)。
詳しくは こちら にてご案内いたします。


※上演時間は、休憩15分を含めて約2時間20分の予定です。

一般 5,200円
夜割(前売りのみ)4,500円
U30(30歳以下)3,100円
中高生(劇団のみ受付・前売のみ)1,000円
昼グループ割引(5名以上・劇団のみ受付・前売のみ)4,700円
障がい者割引(劇団のみ受付・前売のみ)4,200円

【当日】一般 5,500円
【当日】U30(30歳以下)3,400円

7月18日(火)
発売!
お申し込みはこちら!




<全国公演>

※各公演の観劇方法等については各連絡先にお問い合わせください。

9月21日〜23日下関市民劇場TEL083-232-4065
9月25日別府市民劇場TEL0977-21-6608
9月26日大分市民劇場TEL097-532-0365
9月27日・28日飯塚市民劇場TEL0948-22-9370
9月29日田川市民劇場TEL0947-44-6380
10月1日直方市民劇場TEL0949-25-2629
10月2日〜7日北九州市民劇場TEL093-582-7200
10月9日・10日熊本市民劇場TEL096-322-0500
10月11日・12日鹿児島市民劇場TEL099-224-2888
10月13日宮崎市民劇場TEL0985-62-0075
10月14日都城市民劇場TEL0986-21-8082
10月16日〜18日長崎市民劇場TEL095-823-6588
10月19日島原市民劇場TEL0957-63-3137
10月20日大村諫早市民劇場TEL0957-24-1015
10月22日佐世保市民劇場TEL0956-22-5294
10月23日〜25日福岡市民劇場TEL092-771-8671
10月26日佐賀市民劇場TEL0952-26-0791

11月28日ひらつか演劇鑑賞会TEL0463-24-3265
11月29日茅ヶ崎演劇鑑賞会TEL0467-51-6005
12月2日藤沢演劇鑑賞会TEL0466-24-1747
12月4日たま・あさお市民劇場TEL044-911-6920
12月5日川崎市民劇場なかはらTEL044-455-7950
12月9日川崎さいわい市民劇場TEL044-244-7481
12月10日横須賀演劇鑑賞会TEL046-822-5821
12月11日鎌倉演劇鑑賞会TEL0467-46-4042

12月13日紀北演劇鑑賞会TEL0736-73-8551
12月14日泉南演劇鑑賞会TEL072-472-3804
12月15日・16日和歌山演劇鑑賞会TEL073-433-1151
12月17日・18日京都労演TEL075-211-7855
12月19日ひこね演劇鑑賞会TEL0749-27-3739
12月21日・22日神戸演劇鑑賞会TEL078-381-8244
12月24日奈良演劇鑑賞会TEL0742-49-0448


生活の中に演劇を

―全国47都道府県を巡る演劇の旅―


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