特別アンコール公演 「博士の愛した数式」 小川洋子=原作 福山啓子=脚本・演出 2月17日(火)〜22日(日) シアターサンモール | |
第98回公演 「ばんさんかい」 高瀬久男=作・演出 4月17日(金)〜26日(日) 紀伊國屋ホール
「飯でも食いに行かない?」ちょっと親しくなったり、人と近づくために使われる常套句。「飯を食う」ことは、やはり人にとって、もっとも「人間的な催事」なのです。食卓を囲む家族…のように見えなくもない男女たち。目の前で繰り広げられる「ばんさんかい」から何が見えてくるでしょうか?
「ケプラーあこがれの星海航路」、「GULF−弟の戦争」、「尺には尺を」と、スピーディーな舞台展開で青年劇場の舞台に新風を送り込んだ高瀬久男氏。今回は、転換期を迎えているといわれる現在、様々な事実を切り口に、「人が人であることとは?」を軸にした、高瀬氏自身の書き下ろしによる新作です。 | |
「修学旅行」★ 5月〜7月 全国公演 ◆「修学旅行」畑澤聖悟=作 藤井ごう=演出 新潟・長野・関東・東北他 ◆「3150万秒と、少し」 ラルフ・ブラウン=原案 藤井清美=作・演出 関東・東海・石川他 「菜の花らぷそでぃ」★ 山下惣一=原作「身土不二の探究」(創森社) 高橋正圀=脚本 松波喬介=演出 中国地区演劇鑑賞団体連絡会議 | |
東京再演 「菜の花らぷそでぃ」
食品偽造に輸入食材・食品の問題、「食」に関するニュースが絶えない今日。その土地で育った旬のものを食する「身土不二」こそ日本農業の生きる道と、そのルーツ探しに躍起になる専業農家の当主・鉄人。息子は、農業の活性化を目指し、仲間たちと新しい村おこしを計画中。二人は“農業”をめぐって対立するが…。
2000年の初演以来、全国各地で好評を博してきた抱腹絶倒の社会派喜劇は192ステージの上演を重ね、ついにファイナル公演となります。「農業」をライフワークとして描きつづけている高橋正圀氏。9月の新作につながるこの作品をどうぞお見逃しなく! | |
「キュリー×キュリー」(仮題) ジャン=ノエル・ファンウィック=作 岡田正子=訳 板倉哲=演出・上演台本 7月16日(木)・17日(金)全労済ホール/スペース・ゼロ
飯沢匡氏の演出で1992年4月に初演、客演の黒柳徹子さんと青年劇場俳優陣のアンサンブルが大好評を博し、2006年まで全国を巡演した「喜劇キュリー夫人」が、団内の演出家、板倉哲の演出で全面的に生まれ変わります。若きキュリー夫妻の姿を通して、真理を求めエネルギッシュに生きることの面白さを今、青少年や若い人々と共有したい、そんな思いで挑むリメイク。出演者は全員入れ替わり、メインスタッフも、舞台美術は「ケプラーあこがれの星海航路」の上田淳子さん、音楽は「ケプラーあこがれの星海航路」や「呉将軍の足の爪」の川崎絵都夫さんの書き下ろし、そして、照明は「尺には尺を」の鷲崎淳一郎さんと、若手パワー全開です。経験豊かな俳優たちが繰り広げた飯沢演出の絶妙な喜劇の味はだいじに受け継ぎながら、若さを力に、青年劇場が得意とする青春群像劇として描き出される舞台をお楽しみください。
「博士の愛した数式」★ 7月 全国公演 ◆「博士の愛した数式」北海道演劇鑑賞団体連絡会 | |
第99回公演 「結に吹く風」(仮題) 高橋正圀=作 松波喬介=演出 9月18日(金)〜27日(日)紀伊國屋サザンシアター 28日(月)大田区民プラザ(予定) 30日(水)府中の森芸術劇場ふるさとホール 10月1日(木)かめありリリオホール
危機的な日本の「農と食」の問題に正面から挑む、高橋正圀さんの書き下ろし作品。最近では「シャッター通り商店街」「ナース・コール」など、現代社会の矛盾の中で懸命に生きる人々を、ヒューマンなタッチで描いてきた高橋正圀ワールド。「農」をテーマにした作品は、全国を感動の渦に包み込んだ「遺産らぷそでぃ」(1990年初演)「菜の花らぷそでぃ」(2000年初演)に続く期待の第三弾です。「食料自給率の低下」「産地偽装」「輸入食品の安全管理」など、人間の命の源である「食と農」の問題は今や緊急の課題となっていますが、まだまだ危機を打開する方策は見えてきません。作品づくりの取材の中で、「農民の仕事は『命』を育てること、面白い仕事なんですよ」と農民の誇りと喜びを語った老人は、「金には換算できない」と付け加えました。全てを「金」で計る社会が行き詰まりを見せる今、世代を超えて新しい人間の生き方を考えあう、そんな作品をお届けできればと思っています。
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「3150万秒と、少し」☆ 10月〜12月 全国公演 ◆「修学旅行」東北・関東・九州 ◆「3150万秒と、少し」 関東・東海 ◆「博士の愛した数式」 九州・中国・関東 文化庁「本物の舞台芸術体験事業」 | |
(予定) |
土方与志没後50年記念公演 「三年寝太郎」 木下順二=作 津上忠=演出 4月17日(金)〜26日(日) 紀伊國屋ホール
2009年は、土方与志先生の没後50年に当たります。劇団創立45周年と合わせて、青年劇場の原点を探る作品の上演を検討してきましたが、劇団前進座座友の津上忠さんのお力添えを戴いて、木下順二作「三年寝太郎」を、土方与志演出(劇団前進座公演)をベースに上演致します。また、秋田雨雀作品の上演あるいは朗読も予定しています。さらに両先生ゆかりの方々のアフタートークを行ない、戦後新劇の原点を再確認する場に出来ればと思っています。どうぞご期待ください。
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