友の会


 2009年も残り少なくなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 お待たせいたしました、2010年友の会の会員募集を開始いたします。

 青年劇場の東京公演をご観劇いただき、劇団員との交流の場「つどい」にもご参加いただける「友の会」に、多くの方々にご入会頂きたく、ご案内いたします。また、09年の会員の皆様、来年もご継続頂き、青年劇場をご支援いただきますようお願いいたします。

 今回の「会員の声」は、三十年を超える永いお付き合いの長沢朋子さんに、劇団への思いを寄せて頂きました。


会員の声

青年劇場と私
長沢朋子

 青年劇場、45周年ほんとうに、お目出とうございます。原稿依頼を頂き、改めて私自身も振り返って見ました。いつの間にかと云いますか長いおつきあいになっていると実感した所です。

 青年劇場との出会いは、「多すぎた札束」の頃だと思います。当時は、労演の会員でもあって、月一回は、いろいろな劇団のものも観ていました。「夜の笑い」をみた後、ちょっとショックを受けて、その内友の会にも入りました。土方与平さんとの出会いなどもあり、ずっと続いています。

 「青春の砦」「喜劇キュリー夫人」「真珠の首飾り」「将軍が目醒めた時」そして高橋正圀さんの三作品「遺産らぷそでぃ」「菜の花らぷそでぃ」「結の風らぷそでぃ」は印象に残っています。いつも時代にあった作品を見せて頂き、楽しみにそして力にさせて頂き、これからもよろしくお願いいたします。若い人達が大勢いて活気もある様に思いました。

 気がつけば家族全員が青年劇場友の会に入っていました。そして皆それぞれに担当の方が異なるのです。忙しく過ごしていますので中々逢えないのに劇場でばったりなどもあります。帰りに一緒に食事したり、お茶を飲んだりしております。

 だいぶ前になりますが、西武沿線の交流会、上井草ちひろ美術館見学と駅前での交流、などにも参加しています。最近では「藪の中から龍之介」の公演前に蘆花公園でのつどいに参加した事などがあります。

 今思うことは、若い人達にもっと演劇を観て欲しい、それは、国や都が文化にお金を使って欲しい。前には、TVなどでも劇場中継があったが、今は時間帯がずっと遅くとか中々観る機会がない。お金を使わないからとクイズ番組や、歌番組などが多い様に思います。孫達にも、良い作品を見せて行きたいと思っています。これからの、青年劇場の益々のご発展を念じております。



09年つどいを終えて

8月9日(日)第18回友の会杯争奪ボウリング大会
新宿ミラノボウル、浪漫亭(交流会)にて

今年の優勝者は、若林洋介さん。二度目の優勝です。二次会では、来年に向けて闘志を燃やす面々、再会を約束して解散しました。

8月22日(土)創立45周年&100回公演記念 友の会09年夏まつり
青年劇場スタジオ結にて

9月第100回公演を記念して、これまでに高橋正圀さんが書いて下さった8作品の舞台をDVDで振り返りました。どの作品も、時代を告発しつつ、そこに生きる庶民に寄り添い励ます温かい作品で、9作目の「結の風らぷそでぃ」へ期待を膨らませるつどいになりました。

9月20日(日)「結の風らぷそでぃ」観劇後の交流会
Breeze of Bay ADRIAにて

 作者の高橋正圀さん、出演者の中津川衛、杉本光弘、武智香織を囲んで交流会が行われました。この作品が作られるプロセスや、出演者の役への思いなどが語られ、会員さんからは、今の危機的な農業を何とかしなければという共感が話されました。また、舞台装置、照明にも、故郷を思い、懐かしく感じたというご意見も頂き、和やかに終了しました。