2月9日(火)新宿区立四谷区民ホールにて漱石山房の発信事業「思い出すことなど―漱石の愛した俳句と古典芸能―」が行われました。夏目漱石が晩年新宿区に住んでいたということで、区では毎年漱石に関する文化事業を行っています。青年劇場は新宿区を拠点に活動を行っている劇団として、出演・製作を委託され、参加しました。
今回は漱石が友人・正岡子規との交流の中で創作した「俳句」がテーマ。福山啓子が構成・演出を担当し、夏目漱石に葛西和雄、鏡子夫人に大嶋恵子、高浜虚子に高山康宏、正岡子規に矢野貴大を配し上演しました。漱石が愛し、俳句の創作源となったと言われる古典芸能を演劇の中に取り込み、ベテラン芸人の方々とのコラボレーションは大成功。満席のお客様からは「演劇と芸能が一度に楽しめてよかった」と大好評でした。
(コーディネーター 川田結子)