2010年も3月に入り、春の訪れが待ち遠しい頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
昨年末から2010年の会員募集を開始いたしましたが、ご継続・新入会のお申込をぞくぞくといただいています。ありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。また、4月招待公演「太陽と月」も発売中です。昼のステージをご希望の方はお早目にお申込下さい、お待ちしております。
さて、今回の会員の声は、今年新たに入会されたお二人の方に、その思いをお寄せいただきました。
ようやく三十八年間の教員生活卒業、これを機に友の会に入会しました。
青年劇場とのご縁は古く、もう三十年近く前、神奈川県西部の高校が合同で実施していた観劇会の担当になった時からです。劇団の方が高校演劇の大会なども視察され、高校生の実態をよくご存知であることに大感激。その見識の高さに触発され、私も芝居好きに。当時の担当者の間では「困ったときには青年劇場」と言われていました。次の年の候補作がなかなか見つからないと、青年劇場にお願いすることが多く、期待を裏切られたことはありませんでした。『青春の砦』『すみれさんが行く』『こんにちはかぐや姫』など、どれも高校生を惹きつけ、考えさせるよい作品でした。
私自身も、戦争・憲法・農政・格差社会…考えるきっかけをたくさんいただき、演劇の持つ力を痛感しています。
近年、現場の忙しさは増すばかり、追い立てられるような日々です。新たに導入されたさまざまな仕組みで、書類やパソコンに向かう時間ばかりが増え、肝心の生徒と向き合う機会がどんどん奪われている感じです。そんなわけで何度も観たいお芝居を諦めなくてはなりませんでした。これからは、しっかり観て、考えていこうと楽しみにしています。
久しぶりの青年劇場である。十年ぶり位に友の会にも復帰した。〜その間チラシを送り続けて頂いてありがとうございます〜というのも、 五十一歳の誕生日が二月十四日(バレンタインデー)で日曜日だったので、自分の誕生祝に急遽チケットを取って『三年寝太郎』を妻と観に行くことになった。
三年寝太郎は絵本では三年寝ていて、起き出して猛然と世の中に役に立ついいことをするのだが、ここでは知恵を働かせ痛快にお金や嫁を奪い取ってしまうという内容でした。
さて、普段は十二時間以上学校にいる非常に忙しい中学校の教員生活で、(更に土日も部活があり)休息をとる暇もない状態です。あと何年働くか、残りの人生で何をするか、考えるこの頃ですが、生活を豊かに、潤いがあるように、また夫婦で東京に劇を観に行きます。四・九月の公演にも期待して。