<観劇後のアンケートより>
★昔から夢物語という言葉はあったが、それが舞台芸術となってこの様な形で登場するとはそれこそ夢にも思わなかった。まして何の予備知識もなかった私にとって、はじめは何のことかよく分からなかったが、次第にその夢が時代に翻弄された歴史的な「悪夢」であったことに気がつき、最後まで眼は釘付けになった。そしてこの作品を取り上げた青年劇場の勇気と出演者の素晴らしい演技に敬服し心から熱い拍手を送った。 (樋口正輝 70代)
★こういった作品を観たのははじめてなので楽しかった。夢なのか現実なのか…ぐるぐるまわって実にゆかいだ。作者の父親のことも読んで知っていたのでよく理解できた。下ネタが多いのも仏喜劇的なのか?不条理、不可解…またこんな作品も観てみたい。 (志賀章子)
★こういうお芝居はなかなか観る機会がないので、面白かったです。最初は「何じゃ、こりゃ?」って感じでしたが、段々話の輪郭が見えてきて、「非人間性」というものについて考えさせられました。記憶を忘却させる人々を批判するのは簡単ですが、かれらの「非人間性」というのは、我々も共有する部分があるわけですよね。記憶と本当に向き合うというのは、ある意味で自分を丸裸にすることなのだなぁ、と感じました。 (ONO 40代)