公演を通じて人と人とのつながりを
―「結の風らぷそでぃ」「シャッター通り商店街」実行委員会公演―

 青年劇場では、劇団活動の柱の一つである「観客づくり」を、実行委員会公演という形で培い、広げてきました。今年は「結の風らぷそでぃ」「シャッター通り商店街」という2本の高橋正圀作品を、実行委員会公演で上演いたします。


「結の風らぷそでぃ」    (撮影:宮内勝)


「シャッター通り商店街」  (撮影:蔵原輝人)

 「結の風らぷそでぃ」(2009年初演)は6月、関越演劇鑑賞団体連絡会議の例会に続き、秋田・岩手・福島・新潟・岐阜・千葉そして高橋正圀さんの故郷・山形県米沢でも、実行委員会がスタートしました。

 「シャッター通り商店街」(2007年初演)は台本を改訂し、昨年6・7月、近畿演劇鑑賞団体連絡会議・北海道演劇鑑賞団体連絡会を巡演しました。今年は首都圏ほかで11月中旬からの上演を計画中です。

 両作を含め高橋正圀作品には、社会=日常生活を舞台に、登場人物達のあたたかな笑いや涙を通して、人が生きていく中でなくしてはいけないものは何か、問題はどこにあるのかを考え合える、という「魅力」があります。

 そして実行委員会公演にあたって、「遺産らぷそでぃ」「真珠の首飾り」など、過去お世話になった方々を訪ねたり、地域で活動している方々にお声をかけ、新たな出逢いを重ねてゆくことが、劇団に力を与えてくれます。また当日に向けての様々な取り組みや人との出逢い、つながりが生まれ深まることで、地域の方々や地域そのものが元気に、豊かになる、ということがあります。これは客席での観劇とは違った、演劇の社会的効用の一つではないかと思います。

 劇団では、各地実行委員会にご協力いただける方をお待ちしております。下記までお問い合わせください。

 青年劇場製作部 03−3352−6922 デスク菅沢真紀


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