沖縄「復帰」40年、いよいよ全国巡演へ!「普天間」

自分たちができることを精一杯やりきることを大切に
〜滋賀公演成功に向けて〜

青年劇場『普天間』プロジェクトin滋賀 事務局長  臼井直弥


左より 大月ひろ美 上甲まち子 吉村直 清原達之
撮影:谷古宇正彦

 4月の有志による世話人会により滋賀公演を決め、5月にはつながりのある主要な団体へ準備会の参加を依頼しました。準備会には、平和委員会や医療連、母連、青年、教職員団体(小・中・高・養護学校)など様々な、幅広い団体が集まりました。準備会では、各団体ひとりひとりが、何ができるのかを語り合い、実行委員会に向けて何をすべきか話し合うことができました。また、実行委員会の名称についても意見が出され、若い年齢層の人たちに響くような短くコンパクトに言いやすい名称にすることなども検討しました。各団体、それぞれ一人ひとりが、主体的にできることを出し合いながら、みんなで進めていくことを大切にしたいと思いました。ちなみに、事務局員7名は、20代からそれぞれの年齢層の方に入ってもらうことができ、幅の広い活発な議論をすることができています。これから事務局会議を開くのが楽しみになってきています。

 さて、今回の『普天間』公演ですが、その内容を分かりやすく伝えるのにはどのようにしたらいいのかが課題となっています。前回の事務局会議では、“ダイジェスト版DVD作製”“インターネットなどの活用”などおもしろい意見が出されました。原発再稼働問題やオスプレイ配備問題などマスコミが取り上げる機会の多い情勢だからこそ、それぞれ個々人が何を考え、どのように感じているのかを投げかける上でも貴重な題材のように思いました。

「普天間」2012上演予定会場

12月5日(水)〜6日(木) 俳優座劇場(東京再演)
11月15日(木) 福生市民会館(東京都)
  16日(金) 所沢市民文化センター(埼玉県)
  19日(月) 山梨県立県民文化ホール
  21日(水) 名古屋市青少年文化センター
  24日(土) 泉の森ホール(大阪府)
  26日(月) 堺市民会館(大阪府)
  27日(火) 八尾プリズムホール(大阪府)
  28日(水) 高槻現代劇場(大阪府)
  29日(木) ドーンセンター(大阪市)
  30日(金)   〃
12月 8日(土) びわ湖ホール(滋賀県)
   9日(日) 奈良県文化会館
  10日(月) ひめぎんホール(愛媛県)
  11日(火) 高知県立県民文化ホール
  13日(木) シンフォニア岩国(山口県)
  16日(日) 読谷村文化ホール(沖縄県)
  17日(月) 名護市民会館(沖縄県)
  19日(水) うるま市民芸術劇場(沖縄県)
  20日(木) 宜野湾市民会館(沖縄県)
  21日(金) 那覇市民会館(沖縄県)

 この機会を通して様々な年代層の人たちのつながりをつくり、新たな広がりを見いだせれば、自分自身にとってもこの滋賀の地にとってもこれからの財産になることは間違いないはずです。このような機会を与えてくださった青年劇場の皆様には大変感謝しています。ありがとうございます。しかし、こんなキレイな言葉を並べてはいますが、なにより引き受けた決め手としては、先人達の「やれ!」という言葉に断ることも出来ず、ただただやるしかなかったという思いが正直なところです(笑)。

 「青年劇場『普天間』プロジェクトin滋賀」を立ち上げ、これまでのつながりを生かし、今後にむけて新たなつながりをつくっていけるよう、自分たちができることを精一杯やりきり、公演成功に向けて様々な人たち、団体と結びつきを強めていきたいと思います。

 (実行委員会の名称は「青年劇場『普天間』プロジェクトin滋賀」に決まりました。分かりやすくて短くてコンパクトに言いやすい名称になったでしょ。)