昨年は、定例公演に加え青年劇場スタジオ結で、新作「原理日本」と「『事件』という名の事件」、そして再演作品「あの夏の絵」「博士の愛した数式」を上演、有志による朗読「平和へのメッセージ」や養成所の発表を含めると実に7本の公演が行われました。特に11、12月に集中し、嬉しいことにそのすべてに足をお運びいただいた“皆勤“の方もおられ、おそらく劇団史に残る画期的な出来事だったかと思います。
こうして「スタジオ結」を活用できるのも、仮設客席と椅子の新調を主としたスタジオ改修のための「サポーターシップ2016年のお願い」に多くの方がご協力くださったおかげです。改めてお礼申し上げます。
さて、2018年もはや半月がたち、1月26、27両日に開かれる(二年に一度の)劇団総会、翌々日からロシアから講師を招いての「スタニスラフスキーシステムの基礎から学ぶ」ワークショップ、続いて「きみはいくさに征ったけれど」稽古、養成所卒業公演……今年も稽古場はフル回転、新作4作品、巡演公演3作品、時代と切り結び観客と呼吸する舞台が生み出されます。
学校巡演、演劇鑑賞会公演など、劇団の活動の基盤となる公演や観客数が厳しい局面を迎えつつある中、観客の皆様と未来を語り合う場を守り続けるために今年も奮闘してまいります。
劇団員一人一人の拠り所としての劇団を支える、サポーターシップ=募金へのご協力を引き続きお願い申し上げます。