１６号	ごあいさつ	座談会 「水曜日、ゆらゆるりん」 学びの場	アシテジ世界大会	連載 「演劇鑑賞教室を考える」	生の舞台を通して	本物と向き合うこと	通信トップ
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更なるつながりを求めて！

吉村直（全国後援会担当）

　「青年劇場通信」御愛読の皆様いかがお過ごしでしょうか？劇団は二年に一度の劇団総会を経て、新しい一歩を踏み出したところです。
　青年劇場は創立当初から、創作劇をはじめとした一般公演とともに、青少年に優れた演劇を届ける青少年劇場公演をもう一方の柱として、創造・普及活動に一丸となって取り組んできています。
　演劇界でも稀な劇団の有様とその取り組みが、幅広い方々との出会いと結びつきを広げ、全国各地に舞台を届ける活動を続けてくることができました。
　しかしながら、演劇を取り巻く環境は年々厳しい状況となっております。
　学校公演では、少子化が進み、尚且つ授業時間確保の行事精選等で公演数が激減し、益々芸術鑑賞機会を生徒から遠ざけています。
　また全国各地の演劇鑑賞会では、長引く不況と厳しい労働環境下で働く世代の劇場離れが進む中、高齢化や会員減少などの困難な状況を打開し例会を守る運動に懸命に取り組まれていますが、一方で解散団体もうまれています。
　でも嘆いてばかりもいられません。人の繋がりを遮断するかの様な社会現象に対し、全国の広範な方々とスクラムを組み、夢と希望と生きる喜びを演劇を通して共感しあいたいと思っております。そして魅力ある演劇運動を展開して行くためにも、更に多くの方々と手を繋ぎ新しいネットワークづくりに努めてまいります。
　青年劇場が今日在りますのも、全国の皆様からの御支援があっての事です。全国後援会の発展を展望し、会員拡大と会そのものの充実にむけて全劇団員で取り組んでまいります。
　御愛読の皆様にもご入会いただき、また周りの方々にもご紹介、おすすめ下さる様にお願いいたします。