青年劇場通信

16号 ごあいさつ 座談会
「水曜日、ゆらゆるりん」
学びの場
アシテジ世界大会 連載
「演劇鑑賞教室を考える」
生の舞台を通して 本物と向き合うこと 通信トップ
「もう一人のヒト」 「子供の時間」 再演
「みすてられた島」
「きみはいくさに征ったけれど」
友の会 全国後援会 新劇交流プロジェクト


2019年下半期公演 ありがとうございました


7月 東京再演

「みすてられた島」

中津留章仁=作・演出


左から 葛西和雄 湯本弘美 大木章 大山秋 広戸聡 藤木久美子 吉村直 清原達之
撮影:V−WAVE

 2014年初演、その後台本の改訂を経て2017年より全国公演をスタートさせた「みすてられた島」は、2019年5月〜7月、中部北陸、近畿、長野の各演劇鑑賞会例会公演として巡演し、合間の7月6日・7日には紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて東京再演を行いました。両日ともほぼ満席となった会場は随所に笑いが渦巻き、「憲法と国のあり方という重いテーマをホームドラマ仕立てに作り上げてしまうところに脚本のうまさを感じました」「武器を持たずに『言葉』を手段として平和を実現する!ごく自然にこの結論に到達した時、『そうだ!その通り!』と声をかけたくなる場面でした」(アンケートより)など、現代社会に引きつけた感想を多くいただきました。



11月 東京再演

「きみはいくさに征ったけれど」

大西弘記=作 関根信一=演出


左から 林田悠佑 矢野貴大 島野仲代
撮影:鈴木ヨシアキ

 2018年3月に新たな青少年劇場作品として産声を上げ、同じ年の12月から全国公演を開始した「きみはいくさに征ったけれど」は、2019年も全国の高等学校を中心に巡演しました。その中で、11月20日、練馬文化センターでの東京学芸大学附属高等学校公演(学年鑑賞)は、学校のご厚意で、夜の部とあわせ「東京再演」として、一般のお客様にご覧いただける 機会となりました。
 昼の部で生徒さんと一緒にご観劇いただいたお客様の中には、舞台のみならず、この作品を瑞々しい感性でしっかり受け止めている高校生の姿にも感激され、終演後に高校生と言葉を交わす光景も見られました。